私の知らないわたしの素顔

M:こんにちは。ミッシェルです。

G:どーも、ジョージです。

M:久しぶりにフランス映画ですね。

G:そうだね。フランス映画というと、大人の映画って思うよね。予想通り、

 この映画は、大人の映画だったね。

M:そうね。

G:昔さ、あれはアメリカ映画だったかな、『わたしの知らないもう一人の私』というタイトルの

  映画があって、良かったと思ったんだけど、内容は忘れてしまった。流れてる曲が、

  エリック・サティの音楽だったと思うけど。

  自分でもわからない自分に出会うということだね。

M:なんか、精神分析というような映画よね。

  この映画の主人公は、大学教授でエリートでお金持ちなんだけど、

  私からすると、全然病んでないじゃんと思うけど、ああいうカウンセリングを

  受けてるのね。最初、なんで、普通なのに、カウンセリングなんか受けるんだろうと

  思った。最後の方で、明らかになるんだけど、彼女は深い心の傷を負っていたのね。

G:そうだね。人間、何がつらいかというと、彼女も言ってたけど、

  「見捨てられること」だと。社会から、家族から、友人から、恋人から、

  いろいろあると思うけど、いろんなものから見捨てられると、人は、絶望感に

  襲われるというか。だから、誰かに相談せずにはいられないんだな。

M:「年をとる」っていうのが、女性にとっては、とってもつらいことのひとつね。

  誰でも年をとるんだから、いいじゃんと思える人と、どうしても若い人と競り合って

  しまう人がいて、若い人と競り合って、負けるとすごい敗北感に苛まされる人。

  この人は、自分が、エリートで若い頃は美人さんでもてたけど、年をとって、

  若い人からも捨てられて、絶望感が深かったのね。

G:だから、なんらかの形で復讐しようと思ったんだな。

  そしたら、自分の方が、仕掛けた罠に半分ひっかかって、後戻りできなく

  なっちゃった。

M:最後は、いろんな終わり方を 示してくれたけど、結局、どれが本当だったかというと、

  彼女がやっぱり精神に異常をきたしてしまったってことかな。

  ひとつめが、新恋人が、自殺してしまったこと。

  ふたつめが、彼女が小説に書いた 途中まで、ハッピーエンドなんだけど、真実がばれて、自身が

  破局する最後のもの。

  みっつめが、真実で、新恋人は、ほんとは生きていて、南米?あたりに移って、新しい恋人と

  結婚して、子供までいるというオチ。それを聞いた彼女が、再び、裏切りにあって落ち込んでしまうという。

G: この映画の教訓は、男も女も、年相応に生きろよというところかな。

M:そうね。誰もが年とるんだから、若い子と張り合ったって意味ないし、

  もし、男も、若い子に走ったところで、そのうち、捨てられるのがオチかもしれないし。

  年相応に、のびのびと生きるのがいいんじゃないかなと思ったわ。

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