スリー・ビルボード

M:こんにちは。ミッシェルです。

G:どーも ジョージです。

M:この映画の主演女優さんが『ファーゴ』の人だって聞いて

  即、見たいなあと思いました。

G:『ファーゴ』は、印象深かったなあ。1996年の映画だから、21年前の映画

  でも、いまだ、記憶に残っているというのは、相当に、インパクトのあった

  作品なんだよなあ。

M:そう、去年見た映画さえ、忘れちゃうものがある中で、21年前の映画を

  覚えているのは、相当印象深いというか、感動した映画よね。

  でも、自分は、感動した方で、記憶に残っているんじゃないわ。

  ええーっ、こういう死体の遺棄の仕方があるんだ!というほうの

  驚きね。ギャーっと思ったもの。あの時。

  それと、刑事役で出てたこの女優さん、フランシス・マクドーマンドの表情ね。

  今も記憶に残っている。

G:そういう俳優が出る映画なんだから、きっといい映画に違いないというので、

  見ることにしたんだ。

M:そうそう。でも、なんか看板が出ることで、恐ろしいことが起こる映画という

  前評判だったので、また、残酷なのっていやだなあと思いながらも

  見ていました。

G:残酷なのは、彼女の娘の頃され方だったね。その場面は出ないけど、

  そういう設定だった。確かに、残酷な設定で、その親が、なんとかしたいと

  いう気持ちはわかる設定。

M:そうよね。ああいう殺人事件が発生して、警察が怠慢だと、そういう行動を
  
  とりたくなるわよね。

  意外な行動なので、びっくりした。

G:アメリカ人の発想には恐れ入る。

  最初のシーンから不穏な感じがあったね。しばらく使われていない看板で

  もうはげはげで、ぼろぼろの看板の骨組み。

  その前の広告は、色も剥げて無残な感じ。

M:いったいなんだろう、何が始まるんだろうと胸騒ぎを引き起こさせる

  シーンよね。

G:広告社に彼女が出向いて、広告にする文字で、

  その真意がわかる。うまいよねえー。

M:ところで、舞台のミズーリ州って、日本の自分にとっては、あまり

  どういう地域なのかわからないのだけど、パンフによると、そうとう

  ヤバイ地域らしいわよ。

G:へえーそうなんだ。

M:身近なところだと、『トム・ソーヤーの冒険』の舞台だって。

G:そうなんだ。トム・ソーヤーだと、アメリカの田舎で素朴な人々が

  暮らす地域という感じがするよね。

M:そうそう、そういうイメージだけど、今は、ヤバイ地域だそうで、

  時代が変わると、社会環境も、ライフスタイルも変わっていくようね。

G:さて、主人公のミルドレッドは、強烈な個性の人だねえ。肝っ玉母さん的な。

M:息子が学校でいじめられないように、守っているのは、すごいねえ。

  ふつうは、小さくなってしまうけど、立ち向かっていく強さは、アメリカ

  っぽいなあと思った。

G:三枚の広告看板で、波紋が起きる。警察の怠慢を非難していたから。

  しかも警察署長は、ガンで余命が少ないのに、非難するなんてというのもある。

  でも、娘を殺された親としては、ちっとも犯人が逮捕されない状況に

  いらだちを感じていた。だから、この看板で、警察が動くとしたら

  それは、ミルドレッドの成功となる。どんな手段を使ってでも、犯人を

  挙げてほしい、それが切実なミルドレッドの思いだよね。

M:今も、証拠がないなどの理由で、犯人がわからないという事件は

  多いですよね。遺族は、なんともやりきれないわね。

  そのやりきれなさとそれへの世間の風当たり、警察内部の腐敗が

  よく描かれている。

G:ミルドレッドが、行動をすると、周囲も変わってくる。警察の
 
  内部の人間も、とくにディクソンの変わりようがすごいね。

  警察署長の自殺が引き金に、がーっと変わっていく。

  人間ってこんなにも変われるものかと思うね。

  ディクソンは、変わったね。本当に180度というくらい。

  尊敬している人から、お褒めの言葉がぐぐっときたんだね。

M:あのシーンは、印象的です。手紙に夢中になっていて、

  回りのこともわからない状況ってどうよ。

  かわいそうだけども、自業自得というか。

G:結局、何事も解決には至らないのだけど、

  彼女が広告を出したことで、少しは物事が

  動いたよね。

M:そうそう、固かったミルドレッドの表情もやわらかくなった

  ものね。

G:こう、すごい変化があったわけではないけど、

  人間の気持ちがちょっと変化していく過程がこんなにも

  ドラマになるなんてね。

M:さすがですね。面白かった。

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