女王陛下のお気に入り

M:こんにちは。ミッシェルです。

G:どーも、ジョージです。

M:英国版、大奥っていうふれこみの映画 『女王陛下のお気に入り』です。

G:この間は、ヴィクトリア女王で、今回は、アン女王だね。どう違うのかな。

M:私も、イギリス史は、よくわからないけれども、

  エリザベス1世は、1559年25歳で即位して、1603年に69才で崩御、ヴィクトリア女王は、

  1837年に即位して、1901年に81才で崩御、このアン女王は、1702年に即位し、1714年に

  49才で崩御しているようだね。フランスのルイ14世の治世の時代のイギリスの女王が

  アン女王ということみたい。マリー・アントワネットより前の時代の人ね。

G:17回妊娠して、17人とも、死産とか幼少期に亡くなるとかで、子供が一人も

  大きくならなかったというのは、精神的に大きなダメージだろうね。

  あの17羽のうさぎを大事に飼っているというのが、女王の哀しさを

  物語っているよね。

M:だから、女王は孤独だったのね。身内が一人もいなかったわけでしょう。

  サラにしても、アビゲイルにしても、他人だと、どうしても打算があるから、

  女王に取り入ろう、取り入ろうとする気持ちがあるわよね。

G:でも、一度は、権力を握ったとして、宮廷内で、絶大な力を発揮しても、

  寵愛を失うと一気に転がり落ちるから怖いねえ。誰が何と言っても

  どんなに凡庸で肥満だろうが、なんだろうが、

  女王である地位は、変わらないく一番上に君臨するんだから、

  こわいよね。この人の一言は!

  転がされているようで、転がされているのは、自分だったって

  ことに気づくんだよな。

M:イギリス版、大奥っていう意味がよくわかった。

  アビゲイルが、野心のために、サラに毒を盛るところが

  あるでしょ。あれで、一機にサラは、宮廷から遠ざかり、女王の気持ちからも

  離れてしまって、転がり落ちるように、宮廷から追い出される。

  女ごころの変わりやすさは、残酷だわね。

  日本の大奥でも、こういう足のひっぱりあいは、けっこう

  あったんでしょうね。

  あの落馬して、馬に引きずられるシーンは、ぞっとするわね。

  よく生きていましたって感じがした。

G:アビゲイルも、うさぎを踏むしぐさをするシーンがあったよね。

  あれは、もう自分の地位は安泰という自意識がさせたものだろうけど、

  その後で、女王から、足をもんでと言われて、ひざまづき、頭をつかまれた

  ことで、お前は、しょせん自分の駒のひとつにすぎないと暗に

  言われた感じで、空恐ろしかっただろうなあ。

  この映画では、男が、とことん女に振り回されているって

  感じで、今の時代と似ているなあと思った。

M:話変わって、あの時代、あのおおげさなかつらと白粉を塗りたくって

  付ぼくろして、赤い頬紅をさして、赤い口紅をして、歌舞伎役者のような

  化粧がほんとに良かったって本当に、思ってたのかしら。

  今見ると、けったいな感じよね。笑っちゃう。

G:三人の女の心理戦が、面白かったね。

  アビゲイルは、その後、女王が崩御すると、当然だけど失脚している。

  次の時代には、次の権力者のとりまきが、火花を散らすってことに

  なるんだね。

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