ファントム・スレッド

M:こんにちは。ミッシェルです。

G:どーも、ジョージです。

M:この映画、見たかったんだ。ドレスが美しいでしょう。

  以前、邦画で、繕う人だったっけ?こういう洋裁をする人を扱った映画が

  あって、それを見たかったのだけど、上映する映画館が少なくて、

  見られなかったことがあって、今度は、見てみたい!と思ったの。

G:1950年代だって。ディオールとかサン・ローランとかシャネルとか、今でも

  燦然と輝くデザイナーが活躍していたころかな?

M:うーん、私は、ちょっとわからないけど、でも、デザイナーの存在感が

  ある時代だったのかしら。今の服は、ぶっ飛びすぎて、普通では、着られ

  ないでしょう。でも、彼らの服って、背伸びしたら、というか、そのテイストの

  ある服は、普通に着てもおかしくない。むしろ、エレガントで憧れちゃうくらい

  な服でしょう。だから、ため息がでちゃうくらいい、あこがれがあるわね。

G:まあな。今のファッションショーのニュースの記事でみる服は、

  俺たち一般人が見ると、ぶっとびすぎてるよなあ。こんなの、

  ショーの中だけに、成り立つんだろと思っちゃうよな。

  いくら素晴らしくても、普通に着られなかったら、一般人にとっては、

  意味がないというか、そういうことだよね。

M:なんか、今は、1980年代かな、デザイナーズブランドって、流行ったけど、

  今は、ファストファッションの時代だものね。デザイナーもの着てても、

  関心のない人には、ふーんって感じよね。一世風靡した、服のパワーという

  のが、なくなってきているかもね。

  だからこそ、この映画に出てくる服の、素敵なこと、うっとりしちゃう。

G:俺はよくわからないけど、服を作っている女性たちいるだろ。

  みんな、白衣着てさ、病院みたいじゃないか。とても、お針子って感じ

  じゃないよね。プロ集団って感じだね。そんなところに、興味を持って

  見たよ。

M:本当ね。日本の服を作る人というのは、なんか、チクチクとデザイナーさんの

  下で、下働きのようにして、働く労働者みたいなイメージだけど、

  この映画では、みんな誇りをもって、プロの仕事しているという自負を

  もっていて、いいわね。かっこいい。

G:さて、この映画は、そんなファッション業界の裏側ばかりを描いたもの

  じゃないんだよな。

M:そうなのよ。天才肌で、芸術家のデザイナーは、自分の美の世界に

  住んでいる住人だから、そこにふさわしくないものが、入ってくると

  嫌悪感をすごく感じるし、調子も狂う。

  その嫌悪の最たるものが、騒音。食べる音、食器の音、ドアの開け閉めの音、

  会話、そんなものがすべて、彼の世界を壊す。

  デザイナーに見初められたウエイトレスのアルマは、その体型が

  デザイナーのドレスに完璧なものだった。デザイナーにとっては、

  彼女が、心を持った人間ということを意識していなかった。

  僕の世界に入るものは、すべて、僕の指示のもとに動いて当然という

  スタンスだった。でも、生身のアルマは、それが我慢できない。

  ちゃんと、一人の女性として、意志のある女性として、みてほしいと

  思った。

G:それって、すごく当然のことなんだけどね。

  長く、自分の世界にこもって、ひたすら自分が理想とする美を

  追求してきたデザイナーには、なんのことかさっぱり理解できない

  ことだったんだね。

M:そう。それで、彼女が、彼を振り向かせるには、こうするしかなかった

  ってことね。はたで見てると、怖い女だ!と思うかもしれないけど、

  愛している人を独占したいのは、女ごころってやつよね。

G:男って、一人じゃなにもできないじゃないか。たとえば、離婚

  したりすると、途端に、家の中が、汚くなるし、片付かなくなるし、

  どうしようもなくなってくる。病気になった日にゃ、目も当てられない

  状況になる。元気な時には、奥さんを邪険な扱いをしていても、

  病気になったら、とたんに無力になってしまう。そこで、立場が

  逆転するよね。今度は、奥さんのほうが、主導権を握ることに

  なる。

M:アルマって、頭いいわよね。そうなんだと思った。自分が、守って

  あげる立場になれば、強いものね。

G:でも、こういうことをされないと、奥さんのありがたみを感じられないと

  いうのは、寂しいな。一般人は、日頃から、奥さんを大事にしていかないとね。

  いざとなったら、見向きもされなくなるよなあ。

M:でも、女性には、不器用な人でも、芸術家肌の人のもつ、世界観って

  すごいわねえ。きれいだし。完璧。

  ああいうきれいな世界を作り出すなら、多少、特異な人でも

  しょうがないかとも思っちゃう。まあ、はなから、相手にされないから

  そう思うんだけど。

  でも、ため息が出るようなエレガントなドレスを見られて、それだけでも、

  見る価値のある映画でした。

G:先日、結婚したヘンリー王子のメ―ガン妃のウエディングドレスも、こうした

  人々が作ったドレスなんだろうなあ。一針、一針、心をこめて作られたね。

M:そうねえ。メ―ガン妃のドレス、きれいだったわよねえ。でも、私は、

  ダイアナ妃のドレスが印象深いわ。雅子さまのドレスもよかったわ。

  サテンのドレスが、私はいいなあ。あの光の加減で、輝く感じがステキ。

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