ハッピーエンド

M:こんにちは。ミッシェルです。

G:どーも、ジョージです。

M:今日の『ハッピーエンド』は、フランス映画です。なぜ見たかったのか

  というと、内容よりも、出演者ですね。

  『男と女』のジャン・ルイ・トランティニヤン。『ピアニスト』のイザベル・ユペール。

  『アメリ』の、マチュ―・カソヴィッツ。これで、決まりかな。見なければと思った。


G:タイトルが、『ハッピーエンド』だけど、何が、ハッピーエンドかわからないなあ。

M:老いと家族をテーマに描いているんだけど。フランスのお金持ちの一家なんだけど、

  ちっとも幸せじゃなさそうよね。

G;そうだね。代々、建設会社を経営してきた一家で、引退した父親は、車いす生活。

  会社を継いでいる娘は、社長として辣腕を振るっているようだけど、悩みの種は、

  後継ぎの息子が、いまいち、会社経営に興味いんだな。お母さんに反抗的で、

  溺愛して育ったから、ダメ息子に育ったのだけど、親バカなので、そんな息子でも

  かわいい。会社も、合併しないと経営がうまくいかないこともあって、銀行家の

  恋人と社長の弟は、会社を継がずに医者になっている。しかも、離婚していて、

  前妻の子供を引き取る。その子供は、13歳だけど、自分の母親を薬で殺して

  しまい、父に引き取られ、社長一家の家で一緒に暮らすことになる。

M:その13歳の孤独な魂をもった、孫娘とおじいちゃんのおころが通じて、

  おじいちゃんは、なぜか孫娘に、車いすごと、海に入れてくれと頼む。

  安楽死というか、自分の死を自分で決めたかったのかしら。これが

  わからなかったわ。なぜ、死にたいのか。もうあきらめちゃったのかな。

G:そこで、映画は、おしまいになるから、何がハッピーエンドなのか

  いまいち、よくわからないまま終わってしまった。

   俺は、この映画を作った、ハネケ監督の意図が全くわかなかった。

M:物語は、ある一家の風景という感じでしょ。それは、もう、それでいいやって

  感じ。私が、この映画で、衝撃を受けたのは、『男と女』で、あんなに

  カッコ良かったジャン・ルイ・トランティニヤンが、85才のおじいちゃんに

  なっていたこと。うわー、こんなに老いてしまうんだと衝撃ですよ。

  でも、いまだに、お元気で映画に出演しているから、すごいなあとは、

  思いますけど。なんか、人間、着実に年はとるんだなあとしみじみ

  思っちゃいました。人生で、いい時は、それほど長くないんだとも

  思いました。映画の内容より、俳優さんの移り変わりで、

  衝撃を受けたというところでしょうか。

G:あの一家は、どうなっちゃうんだろうね。全然ハッピーになっていかないでしょ。

  どういうのが、幸福の形なのか、それぞれの人が、何が幸福と思っているのか

  全然わからないなあ。

M:みんな、夢中で自分の人生を生きているでしょ。仕事で忙しいし、子育てで

  忙しいし。何が幸福なんて、考えているヒマはないのよね。きっと。

  ただ、目の前の日々を生きるだけ。それを描きたかったのかな。

  老人になったジョルジュは、もはや自分は夢中に生きる人生がないと

  悟ったから、自ら自分の人生をおしまいにしようとしたのかしら。

  あの孫娘も、何か希望をもっているとか、何をやりたいとか

  何にもないみたいよね。ただ、学校いくのが、決め事だから、

  行ってますみたいな。早く大人になってしまいたい、このうだうだした

  時間がやりきれないみたいな感じなのかな。

G:まっ、この映画の意図は、俺たちには、よくわからなかったなあ。



  

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