クロワッサンで朝食を

M:こんにちは。ミッシェルです。

G:どーも ジョージです。

M:なーんかね、タイトルで引かれた映画ですよ。

  内容は全然知らなかった。そうしたら、かなり混んでてびっくりした。

G:俺もびっくり。そんなにいい映画だったのかい?みたいな。

  ジャンヌ・モローは確かに名女優だよね。

M:えー私、知らない女優さんだった。

G:まあ、俺も自慢できないな。トリュフォー監督の『突然炎のごとく』
  でしか知らないから。

  その時の印象は、二人の男の間をいったりきたりする 奔放な女って
  感じだった。クールビューティというか ちょっと近寄りがたい雰囲気の
  女優さんという感じだったなあ。まあ、近寄れないけどね。

  この映画を見て すっごいおばあちゃんになっちゃってびっくりしたけど
  口元は その若い頃の面影があるよなあ。

M:ふーん 奔放な女だったんだ。でも、この映画でも若い頃は奔放だったみたいね。

  旦那さんいて、お互い愛人作って、別れて、年下の愛人つくって
  ずーっと 腐れ縁で来て 老後の面倒も見てくれているんだから。

G:でも、あのステファンという人はエライねえ。おばあちゃんになっても見捨てないだろ。

  ふつうバイバイだよなあ。

M:ちょっと ジャン・レノ 系のかっこいい中年のおじ様ね。

  ストーリーは とてもシンプル。でも、いいなあって思えるのはなぜかしら?

G:登場人物それぞれが背負っている人生が 味わい深いから 共感するじゃ
  ないかなあ。

  ストーリーは単純だよな たしかに。

  母親の死で 介護から解放された女が 第2の人生を送るために花のパリに
  やってきた。家政婦の仕事で。で、きまぐれな 主人と なんとかやりながら
  心が通じあうようになる。って 話だもんなあ。

  どこかで、見たような話でもあるなあ。
  
  そうだ!『最強の二人』 の女性版だ。

M:そうか、あれは、大金持ちに若い黒人男性のヘルパーというかお手伝いさんの
  物語だったわね。

  あの二人ほど 冒険はしないけれども 似てるといえば似てる。

  パリが舞台だから いいのかなあ。

  パリッ子って ルーブル美術館へ行かないのね。フリーダは一度も行ったことない

  って言ってたものね。東京の人が 東京タワーへ行かないのと同じかもね。

G:まあ、興味がなきゃ 東京人だろうが パリッ子だろうが 外国の人だろうが
  行かないさ。フリーダは 美術とかに興味なかったんだろうね。


M:ドキッとするセリフがあったわ。

  アンヌが 「母が 早く 死ねばいいって思ってたわ」

  「フリーダが死ねばいいと思ってる?」

  介護って大変なのよ。これはやったことがないとわからない。

  育児と一緒という人いるけど、全然違う。

  子供はね、だんだんと成長する楽しみがあるし、かわいいし、きれいだし

  いいけど、じいちゃん、ばあちゃんは ちょっと 自分の親でもへこんじゃう時

  あるものね。よぼよぼだし、満足に歩けないとか 同じこと何回もいうし

  わがままだし、頑固だし、理解してくれないし、先々よくなる見込みが

  あまりないし。そうよ、決定的な違いは、先々の見通しがつかないってことかしら。

  子供は、頑張れば自然と手がかからなくなっていくけど、

  じいちゃん、ばあちゃんは、年々衰えていくわけだから。

  はあーって感じ。それに、兄弟姉妹でも、新婚とか元気な時は

  けっこう実家に遊びにきたりするけど、介護とかになると

  めっきりこなくなるもんね。どーゆーこと!って思う。


G:あー ミッシェル そうとう ストレスたまってるな。

M:そうそう、不謹慎だけど、アンヌみたいに早く・・・と思わないではないわよ。

  だって、自分の時間がかなりとられちゃうんだから。

  まあ、見捨てるわけにはいかないけれどね。

  うーん、正直 面倒臭いなあという時はある。

  でも、そのうち、自分にもそういう時がくるのねとも思う。

  どうしようかしら。私の面倒を見てくれる人なんていないわ。

  ジョージのほうが先に逝っちゃったら どうしよう。

  ステファンみたいな 愛人もいないし。

  そういう 現実もつきつけられる映画よね。

G:女ってかなり変わるよなあ。 アンヌって エストニアから出てきたときは

  本当に 生活に疲れたおばちゃんという感じだったけど

  パリに出てきて、いろいろ見物しているうちに

  どんどん きれいになっていくだろ。

  バーバリーのコートだっけ?着てカフェに行くときなんか

  髪をアップにして いい感じの女性になってたもんなあ。

  やっぱり、パリは女っぷりをあげるパワーがあるのかなあ。

M:プラチナブロンドがきれいよね。もともときれいな人なんでしょうけどね。

  ミニスカートとかサンダルを履いて歩くところは おばちゃんに

  見えなかった。

  パリッ子 ってカフェ・オレに クロワッサンじゃないのかしら。

  フリーダは、紅茶にクロワッサンだったわね。

  でも、パリのクロワッサンは確かにおいしい。

  あんなおしゃれな朝食食べたーい。

G:えっ そんなのすぐできるだろ。食パンを クロワッサンに変えれば

  明日の朝から パリ風ブレックファーストだぜ。

M:ちゃんとパン屋さんで買わないとだめなの。コンビニとかスーパーじゃ

  ダメなの。そうフリーダ言ってたじゃない。

G:いやいや 日本じゃ コンビニのパンだっておいしいぜ。

  ミッシェルは パリに行ったことあったよな。

  どうだった?

M:よかったわよ。もう一回行きたい。エッフェル塔に行きたいなあ。

  昼間は あんなにごった返してるのね。観光客で。

  エッフェル塔は見たけど、アンヌが早朝眺めていた広場には

  行ってないもの。早朝の誰もいない頃がいいかもね。

  凱旋門は行って 上った。あそこからの眺めは良かった。

  道路があそこを中心の放射状に延びていて、なんか感動した。

  東京タワーからの眺めとは全然違う。おしゃれな街って感じた。

  あー行きたくなってきた。でも、だめ。

  私もアンヌと同じで、介護で縛られてるから 海外旅行なんて

  とんでもない。

G:まあ、そのうち、また時間ができるさ。その時になったら行こう。

  案内してくれよな。

M:これから高齢化どんどん進むでしょ。面倒見てくれる人なんて
  いないのが当たり前になるかもしれないじゃない。

  フリーダみたいにお金持ちだったらいいけど

  普通の人は、お金じゃないつながりで他人とつながっていたほうが

  いいわね。じゃないと 本当に孤独死しちゃう。

  老人と若者という組み合わせをコーディネイトしてくれる

 ようになるといいかもしれない。

  若者と老人とのシェアハウスみたいな。

G:とにかく 新しい人間関係をつくらないとだめだな。

  この映画を見てて思うのは、フリーダが80歳越えてるだろ

  アンヌは50歳超えてるかも?ステファンも50代?

  だけど、誰も年だから・・・という人いなかったね。

  いくつになっても前向きというか

  フランス人というか 考えが年寄でも若いなと思った。

  年に関係なく いろいろ人生楽しんだが 勝ちだね。


M:そうね。



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