しあわせの絵の具

M:こんにちは。ミッシェルです。

G:どーも ジョージです。

M:この間、見逃したモードルイスの映画『しあわせの絵の具』ですね。

  初めて聞くこのモード・ルイスという素朴派画家。グランマ・モーゼスや、

  ターシャ・チューダーの他にもまだ、このような昔の生活を描く画家がいたんだ

  と思うと、新しい発見が嬉しいです。

G:この画家を演じた人は、サリー・ホーキンスで、あの『シェイプ・オブ・ウォーター』の

  女の人だよね。どちらも、孤独な人、しいたげられた人で、どちらも絶対的な愛を

  つかむよね。どちらも、身の丈に合った幸せをつかんだ人だね。

M:そうね。うーん、なんていうか、ないものねだりをしないというか、

  あるものの中で、幸せになろうとするのね。自然体なところがいいのかも。

  幸せって、お金があるってだけじゃないのね。お互いを必要としている人に

  出会えることね。でも、それがわかるまでは、紆余曲折があるし、ケンカも

  あるし、そういう修羅場を乗り越えないといけないみたいね。

G:今日、お昼の徹子の部屋に、野村克也さんが出ていたけど。

  去年奥さんが亡くなって。あの二人を見ていると、ちょっと

  人には分からない夫婦というのがあるのを感じたよ。

M:そうね。あの奥さん、毒舌だし、すごいパワーあるし、こちらから見ていると

  うわっこわっと近づくのも遠慮したいタイプでしょう。でも、野村さんにとっては、

  かけがえのない最愛の奥さまだった。こちらから見ていると、そうなのかなと

  思うしかない。夫婦にしかわからない絆があったのでしょうね。

  このモードとエベレットもはたから見れば、ちょっと変わった夫婦だった。

  叔母からは、あんたは、慰み者と揶揄されるし、さんざんな言われよう。

  モードだって、エベレットからは、DVともいえるようなことをされてるし。

  だけど、長く一緒に暮らして、モードが必死で自分の居場所を作ることで

  エベレットにしても、かけがえのない存在になっていった。

G:モードの絵の才能を認めたのも彼だしね。運が良かったのは、ニューヨークから

  避暑に来ていたサンドラに出会ったことだな。彼女が、絵を見かけなければ

  モードが絵を売るという行動に出たかわからないもんな。

  小さな家の中で、完結していたことかもしれない。

M:そうね。サンドラとの出会いは大きかったわね。

  モードの自信にもつながったし。

  この映画は、短いけど、モードとエベレットの結婚生活は、33年間

  続いたのよね。モードは、34歳で結婚して、67才で亡くなっている。

  映画の中では、小屋の中の絵とかインテリアは、少しずつ変わっている

  けど、二人の俳優はそれほど、年取ったなあとか、何年後とかテロップも

  入らないから、それほど時間経過が感じられないけど、ほんの1年間くらいの

  出来事かと思ったけど、そうじゃないのね。この映画の中では、33年の時の

  流れがあったのよね。

G:最初のカードの価格は、25セントだったっけ?それが、A4くらいの大きさ

  で5ドルになって、現在は、小さなものでも500万円になるってさ。すごいね。

  でも、ゴッホと同じで、生前は、それほどお金持ちになることはなかったんだ

  ろうなあ。画家って、生前は貧しいことが多いね。死後、価値が高まって

  どう思っているのだろう。

M:本当の画家は、描くことに幸せを感じているから、無心に絵を描く生活を

  できたことだけで、すっごく幸せだったんじゃない。だから、絵にも、それが

  表れている。あんなきれいな色や形を描くときに、不幸だったら描けない。

  絶対に幸せじゃなくちゃね。

G:確かに!彼女は、描くことがすごく幸せだったんだね。

  エベレットも次第に、彼女のマネージャーみたいになって、
 
  描く環境を整えてあげるところが面白いよね。

  まあ、稼ぐ方法が異なってきたんだから、それに対応するのが

  夫婦だよね。

M:この映画の舞台のカナダのノバスコシア州ハリファックスって、プリンスエドワード島の

  南にある島のようね。彼女の絵は、明るい色彩なんだけど、映画は、どんより曇って

  いて、暗ーい感じだったね。寒そうだし。でも、行ってみたいなあ。

G:ミッシェルも行きたいだろうなあ。ハリファックスにあるモード美術館に

  行ってみたいよな。あの住んでいた小屋がそのまま保存されてる

  らしいよ。

M:行きたい!プリンスエドワード島とハリファックスと両方めぐりたいわ。

  ところで、ハリファックスって、『アデルの恋の物語』の舞台なんだって。

  私、フランスのどこかだとばっかり思っていた。この映画を見たことで

  昔の映画の舞台がわかって良かった。

  とにかく、ほんわかした気持ちになれた映画だったわ。

G:幸せって何なのか、考えさせられたね。



  

  

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