アルキメデスの大戦

M:こんにちは。ミッシェルです。

G:どーも、ジョージです。

M:今回は、「アルキメデスの大戦」ですね。

  見る予定は、なかったんだけど、評価がいいというので。

G:夏は、やっぱり、戦争もの、来るよねえ。どうなんだと思うけど、

  戦艦大和の建造をめぐる物語というので、ちょっと興味があったかな。

M:戦艦大和って、「宇宙戦艦ヤマト」で、わたしたちは、知ったわよね。

G:そうだね。戦時中のことなんか、あまりわからなかったからね。どんな

  戦艦があったのかなんて、よほど、興味を持たないと知らない。

  でも、「宇宙戦艦ヤマト」で、その存在を知ったよなあ。

M:戦艦大和って、すぐ沈んじゃったという戦艦よね。活躍する間もなく。

G:うん、そう聞いているよね。今だ、沈没したまんまなんだよな。確か。

M:最初のほうのシーンは、大和の沈没シーンなのね。

G:その12年前に、さかのぼる物語なんだね。

M:これって、事実?

G:フィクションだろう。

M:あの天才数学者はいたの?

G:さあ、どうなんだろうねえ。

M:でも、面白かった。何が面白かったかというと、

  なんの資料もないところから、建造費を作り出すというのが面白かった。

  どんな小さなことからでも、導きだせるんだってところが面白かった。

  天才ってすごいね。

G:僕はねえ、その建造費を導き出して、この建造費は、ウソだろということを

  暴き出した後の、田中泯さん演じる、建造主任の軍人がいただろ。

  あの人の言葉のすごさだよね。だてに年とってないねえという感じだね。

M:この映画の中で、光を放っていたのは、田中泯さんだった気がする。

  もちろん、菅田将輝くんや、柄本佑くんもすごかったわよ。菅田くんが、

  黒板に、すらすらと数式を書くのなんて、とてもできないわーと思ったし、

  柄本くんの、早口で、まくしたてるセリフも、こりゃ真似できないわ―と

  思った。でも、田中泯さんの存在は、オーラが違った。ただの悪人じゃ

  ない、理由があるがゆえの悪人というのがすごい。

G:ほんとうにそうだった。熟年の俳優さんは、たくさん出ているけど、

  当時の海軍の雰囲気を表しているなあと感じたのは、田中泯さんだね。

  他の人は、ちょっと軽すぎたかな。軍人が、こんなに軽くないでしょうって

  感じ。その中で、笑わず、威厳があって、声とかも、すべて、あの頃の

  おどろおどろしさというか重々しさを表現していたような気がするなあ。

M:アメリカには勝てないと思っていた人間が、本土決戦とか最後まで戦いぬくという

  当時の空気を、打ち破るには、これでもかというとてつもない軍艦が沈むことで、

  目を覚まさせるというのは、すごいなあと思った。

  暴走するものを止めるには、とてつもないものを壊さないと目を覚まさない

  のね。あの当時に、そういう考えを持った人もいたのね。

G:惜しいのは、どうして、そういう人が、トップに立って、もっと早くに

  戦争を止められなかったかと思うよね。

M:戦争は、始まったら、なかなか止められないから、始めないのが一番いい

  と知るべきよね。

G:この映画を見て、改めて、人間の傲慢とか、止められなくなる戦争というもの

  を考えさせられたなあ。

M:うん、まったく。始まったら、とてつもない犠牲をはらわなければ

  ならないから。この映画、見て、良かった。
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