ビールストリートの恋人たち

M:こんにちは。ミッシェルです。

G:どーも ジョージです。

M:これは、予告編を見ていて、懐かしいネスカフェのCMの曲が流れていて

G:そうそう、確か、「やさしく歌って」だっけ。英語のタイトルだと

  「Killing softly with his song」だね。

M:そうそう。で、タイトルも恋人たちってなっていたから、純然たるラブ・ロマンスものと

  思いきや、そうじゃなかった。まあ、ラブ・ロマンスを軸にしているけど、

  それだけじゃなかった。こんなに重いテーマがあったとは!

G:監督が、「スポットライト」を作った人だから、甘ーい恋愛ものには、

  ならないだろうね。

M:アカデミー賞は、逃したね。助演女優賞が、この映画の中で、お母さんを演じた


  人ね。

G:1970年代のアメリカ、テネシー州のメンフィスという町にあるビールストリート

  の物語だね。ビールストリートっていうから、ビール飲ませる店が立ち並んでいる

  ところかと思いきや、まったく違った。

M:ビールと道の名前は、関係なかったようね。

  結婚間近の恋人たちに、突然降ってわいた冤罪事件だわね。

G:そうだね。白人の警官ににらまれると、罪をなすりつけられても

  何も言えないという困った構図だね。

M:ひどいなあと思った。でも、こういう環境の中で、黒人の人々、暮らしているのね。

  マイノリティ同士が、助け合うっていうシーンは、良かった。イタリア系の食品店主の

  おばさん、ユダヤ系の不動産屋、スペイン系のレストランオーナーなどね。

  でも、プエルトリコ人の女性は、乱暴されて、警察に面通しをさせられて、

  無理やりかなんかで、警察が思っている人物を犯人として、訴えて

  自分はやってないのに、犯人として、逮捕される。

G:で、婚約者のティッシュは、無実を勝ち取るために奔走するけど、

  資金難や警察組織の鉄壁の守り、被告人女性の帰国と心の傷、

  白人優位の人種差別などから、結局は、刑務所暮らしになるんだね。

M:そうね。でも、けなげに家族3人で助け合って、生きていくって決めたのね。

  愛は、強しというところでしょうか。

G:トランプさんが出て、そういう差別とか格差とかよけいに分断するような

  論調になっているから、このような映画は、一石を投じるよね。

M:そうね。こういう環境にいないから、本当のところは、わからないけど

  人間のこころの中って、複雑だなあと思った。

  出だしの、ティッシュの妊娠報告をめぐっても、黒人家族同士で

  激しい反目というか、言い合いの応酬があったでしょ。

  すごいなあと思った。結婚しようっていう両家が反目してるって

  どうよと思った。娘たちも、お互いすごーく対立して、罵声をあびせて

  いたでしょ。すごいなと思った。

  人種が違っても、差別やケンカはあるけど、人種が同じでも、その中で

  差別やケンカがあるって、そういうものだけど、人間って。だから、

  こういう問題は、なくならないのかなあと思ったりする。

G:うーん、難しいね。

  ところで、あの女の子、とってもかわいかったね。

M:うん、かわいかった。美人さんだった。スタイルもいいしね。

  あの白いケープ状のカーディガンがステキだった。

  かわいい。

  予告編でかかってた「やさしく歌って」は、本編では、流れなかったような

  気がするけど。どうだった?

G:そうだね。重いテーマの物語だったから、あの曲は、合わないのかも。

  編集して、仲のいい恋人たちをクローズアップするだけなら、いいけどね。

M:だから、残念。あのきれいな曲に合わせて、きれいな映像を見たいなあと

  思っていたから。でも、いい映画でした。

  ラストの、親子水入らずのシーンは、なんかほのぼのさせられた。

  どんな困難にあっても、愛情があれば、小さな幸せを築けると

  いう感じで。

G:そうだね。あのティッシュが、ぶれないで、いいお母さんやってるから

  いいのかものね。これが、ぐれちゃった日にゃ、目も当てられなくなっちゃうから。

  強い意志があって、正しい方向に子供を育てようとしているのがいいね。



この記事へのコメント

この記事へのトラックバック