シェイプ オブ ウォーター

M:こんにちは。ミッシェルです。

G:どーも ジョージです。

M:アカデミー賞受賞作の登場ですね。

G:そうだね。ここのところ、受賞した作品が、必ずしも一般ピープルを満足

  させるかというとそうでもなくて、えー、これがアカデミー賞受賞作品?

  というのもあったよねえ。

M:そうね。プロの見る視点と素人が見る視点とが必ずしも

  一致しないというのはあるかも。

  でも、今回のこの作品は、私は、良かったなあと思うわよ。

G:半魚人だぞ。ぎょえーと思ったよ。

  そんなストーリーが成り立つのかよ、おいって感じでさ。

M:まあ、あの半魚人は、ファンタジーということでいいと思うけど。

  でも、うっこういうのありかも。というのを、映画で描けるのがすごい

  でしょう。だって、映画のほとんどは、作り事で、現実にはありえない

  ことを描いていて、その中に、真実というか、こういうことあるよねと
  
  提示するのが使命でしょ。だから、いいのよ。

G:時代背景が1960年代だっけ?米ソ冷戦時代の話だよね。

  一方では、米ソの水面下での競争があって、この映画でも

  スパイのような博士が登場するね。ロシアのKGBなのか、怪しい

  人物二人も登場したりして、一方では、冷酷な暗黒面を描いているね。

M:そうそう。あの冷たい感じ、アメリカのほうも、あのなんていう名前だったっけ?

G:えーと 忘れた。あの役人だろ。ナチスにでてきそうな冷たそうな役人。

M:そうそう。あちらの側が、冷たく残酷なほど、こちらの半魚人とイライザの

  関係のピュアな部分が鮮やかに浮かんできて、その対比が、

  いいのよね。甘いばかりだと、これだけの感動は、引き出せなかったと

  思う。

G:うん、よくできてるよな。でも、とらえられた半魚人からすれば、

  人間すべてが敵であるはずなのに、どうして、イライザだけには、
  
  心をひらいたのだろう。

M:それは、ゆで卵でつったからよ。

G:いやあ、あんなになぐられたり、電気ショックを与えられていたのに、

  ゆで卵くらいでつられるのがへんだろう。イライザを襲っても

  不思議じゃなかった。もうちょっと、脅しの場面があっても良かったかも

  しれないなあ。

M:孤独な人と孤独な生物が出会って、心惹かれるというパターンは王道よね。

  でも、あの半魚人を怖がらないでいられるというのがすごいなあ。

  私はだめ。無理、無理、無理。

G:あの半魚人の造形って、何年か前に『アバター』っていう映画あったよね。

  あのキャラに似てない?なんかギョロ目の感じとか体つきとか似てるなあと

  思ったんだけど。

M:そういうえば、そういう映画あったわね。当時も、ぎゃーと思ったけど、

  ああいう未知の生物だものねえ。色がグリーン?青?というところも

  共通点が。

G:あの風呂場が、扉をしめて、水をためたら、水槽みたいになっちゃったと

  いうのは、やりすぎじゃない。あれはないだろう。どっかから水は、もれるし、

  ドアが水圧でもたないんじゃないかなあ、ガラス窓とかもね。

M:そりゃ、ファンタジーだから。ああいうロマンチックな場面もなけりゃね。

G:イライザの隣人の男はなんだ?ゲイだったのかな?

  だって、ケーキ屋の男に振られたからね。ミントパイをあんなに買って

  来ているのに。だから、イライザは友達でいられたんだな。

M:そうよ。じゃなきゃ、とっくにお隣さんとできてたでしょ。

G:なんかどういう存在なのかなと。お父さんでもなさそうだったしさ。

  食事の世話をしてたみたいだから、良きお友達だったんだろうな。

M:とにかく、面白かった。感動した。最近ではアカデミー賞を取ったにも

  かかわらず、面白かった作品のひとつでした。

G:なんという皮肉を!でも、それは確かだ。

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