あなたの旅立ち 綴ります

M:こんにちは。ミッシェルです。

G:どーもジョージです。

M:この映画は、新聞の広告で、たしか泉ピン子さんが、自分史を書くというのと

  連動して、宣伝されていたような気がして、ふーん、自分史かと思って興味が

  湧いたのね。

G:『北の桜守』に関連しちゃうけど、うーん、あまり関係はないかな、

  でも、最近さ、高齢の方が、戦争中の体験を語るということを積極的に

  行っているという記事を見たことがある。おそらく、もうこの先、何年生きられる

  かわからないから、今、あの時の悲惨な体験を語っておかねばという気持ち

  からというのがあると思う。

M:この映画の主人公ハリエットは、そういう悲惨な体験はないけれども

  一生懸命生きてきた証を、残しておきたいと思ったのね。

G:面白いのはさ、この主人公のおばさんは、現役時代、かなり優秀で

  広告会社を女でありながら、盛り立ててきた実績があるんだけど、

  いかんせんワンマンで、自分の思うとおりにやってきたから、

  周りの人は、全然いい人と思ってくれてないんだよね。

M:それは、冒頭のところにも表れてたね。庭師には、ダメだしするし、

  その上、自分でやっちゃうし、ヘアカットもね、美容師おかまいなしで

  自分のしたいようにするし、夫とは性格の不一致で別れているし、

  娘にもあいそつかされているし、晩年になって、一人になって

  なんか突然、空虚感なのかな、いったい自分てなんだったのとか

  そういう思いにとらわれてしまった。

G:いやいや、そんなしおらしい性格じゃなかったじゃん。

  新聞で見た、訃報欄に、自分の息がかからない記事を書かれたら

  たまらんって、単純に気づいただけなんだよ。

  なんでも、自分の思い通りに生きてきた人だからさ。

M:何かやりきれてないって考えて、イライラしていたってこと?

G:そうだよ。それが、死後のことなんだ。自分の葬儀は、自分の思い通りに

  やってもらえないという不安、それが、イライラの元なんじゃないか?

  この人には、自分の人生を反省するなんていう、殊勝な心はないよ。

  全部、自分は正しいって思って生きてきた人なんだから。

M:で、訃報欄を書いている記者に直談判に行く。

  で、記者は、彼女の周辺を取材すると、なにひとついいことを

  言ってくれる人はいない。で、彼女は、奮起するのね。

G:そう、やっと掛け値なしで、自分を評価してくれた人が記者のアン。

  いい訃報記事が書けないのは、全部、あんた自身のせいと

  いいはなってくれたから。

  でも、このおばちゃんは、ここで折れちゃいないね。

M:そうそう、そこがすごい。まだまだパワー全開だよね。

G:地元のラジオ局で、DJを自らやりたいと直談判。現在のDJを

  押しのけて、その位置を獲得する。

M:それから、9歳の黒人の子供ブレンダを引き取り、自分が

  いい影響を与えるように、身近に置いて、教育をする。

G:別れた夫のところへ行き、和解し、娘のところに行き、

  娘は、自分に反感を覚えながらも、自分なりの幸せを

  手に入れていることに、それは、自分の子育ての成功

  ではなかったかと悟るんだね。

M:記者のアンは、そんなはちゃめちゃな自信たっぷりの

  ハリエットの生き方に、影響を受けていくのね。

  もっと自分に自信を持ちなさい!というハリエットの言葉は、

  アンの背中を押してくれるのね。DJとの恋も成就するし、

  ハリエットの遺言のおかげで、スペイン旅行もゲットするしね。

G:結局、あのばあさん、最後になって、逆転満塁ホームランをぶちかまして、

  あの世に旅立ったってことになるよな。

M:そうね。

  何事も積極的に生きることが大事なのね。

G:誰だったか、人から聞いたことがあるんだけどね、

  「今が一番若い」 何歳でも、その人にとっては、今が

  一番若い、だから、やりたいことがあったら、今、やりなさいって

  ことみたいだね。

M:最高の訃報記事の4つのポイントってなんだっけ?

G:えーと 1、家族や友人に愛されること

       2、同僚から尊敬されること

       3、誰かの人生に影響を与えるような人物であること

       4、人の記憶になる特別な何かをやりとげること

  だってさ。

M:超 難しいね。まあ、このポイントを、佐川氏へ捧げたいなあ。

G:そだね。

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