祈りの幕が下りる時

M:こんにちは。ミッシェルです。

G:どーも ジョージです。

M:『新参者』シリーズ、面白いので、これも期待してしまいました。

G:前回は、『麒麟の翼』だったっけ?

  僕たちは、テレビシリーズを見ていないから、『麒麟の翼』が最初だよね。

M:そうそう。日本橋がロケ地だったでしょ。意外だったのよ。日本橋なんて、

  高速道路の下にかくれちゃってるし、あまり名所という感じがしないじゃない。

  でも、2012年に公開された後、行っちゃったもの。麒麟の装飾を見にね。

G:えーと、6年前?7年前?もうそんなに経っちゃうんだね。

  あの映画で、日本橋に注目が当たって、というか、僕らが日本橋、再発見して、

  見に行っちゃったよね。あのあたり、日本銀行も見学に行ったし、三越にも

  行ったり、それから、日本橋クルーズも楽しんだしね。

M:そうよ。東京オリンピックが決まったのも、あの映画の後で、

  東京に注目が当たったわよね。私たちも、観光地東京という視点で

  改めて、東京を見たら、けっこう面白い。まだ見ていない東京を見に行ったり

  したし。

G:さて、この映画も、日本橋界隈が舞台だったね。

M:そうそう、あー日本橋クルーズしておいて、良かったね。今回の橋の名前、

  あのクルーズで見た見たというのが出てきた。

G:今回は、なぜ、加賀恭一郎が日本橋界隈の警察にいるのか、その謎が

  解けたし。それに、秘められた謎が、切なすぎるね。

M:そうそう、感動というか、泣いちゃいましたよ。

G:あの泣けるエピソードは、『砂の器』を思い出すよね。

M:うん、似てる似てる。でも、男の子と女の子の違いはあるし、

   ピアニストと演出家という違いもあるしね。

G:こちらの方が、今の時代に合った、究極の状況だったね。

M:うん、すんなり、受け入れられたわ。

G:どこで泣けた?

M:やはり、父と子の別れの場面よね。

  お互いを思いやってるでしょ。嫌いどうしだったら、なんの

  感動も覚えないでしょ。父は、娘を、娘は父を思ってやったこと

  なんだけど、時間が流れると、おもわぬ邪魔が入って、その

  均衡が崩れ、悲劇が生まれる。

G:そうなんだ。思わぬ邪魔が入りさえしなければ、

  二人は幸せに暮らせたんだ。

M:そうめったに、そんな偶然はないんだけど、ドラマでは、

  入っちゃうのよね。だから、面白い。

G:そうそう。劇場で、一目見て、それが昔見たあの人だって

  わかる人なんて、そうそういないだろ。たとえば、俺は

  目が悪いんだけど、目が悪かったら、見えないからわからない。

  成立しないんだよ。悲劇が。でも、あの人は、目が良かった。

  しかも、子供の頃に見た友達の父親をはっきりと覚えていた。

M:まあ、そういう都合のいいストーリーは現実にはないわね。

G:でも、不自然さがなく、万が一の偶然が起こってしまったというのは、

  考えられるよね。

M:そういう偶然を考え出せるのが、作者のすごいところよね。

G:ああ。凡人じゃ、考え出せない。しかも、加賀恭一郎の母親との接点も

  つけるというのが、すごいよね。凡人じゃ考えだせない。

M:現代の普通に暮らしていると、悲劇なんてないんじゃないの?と

  ついつい思ってしまうけど、現代でも現代なりの悲劇って

  あるんだろうなと思いましたよ。この中の親子は、まさに現代の

  悲劇だものね。泣けた。人が人を思いやるということに

  泣けるんだというのもわかったわ。

G:面白かったね。

M:うんそう、満足したわ。


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