この国の空

M:こんにちは。ミッシェルです。

G:どーもジョージです。

M:今年の夏は、戦後70年ということで、戦争モノが多かったですが、

  その最後を飾るのが、たぶん、この『この国の空』

  ドンパチの戦争ではなく、普通の生活をしていた人々の日常を描いていて

  面白かったし、なんか良かった。

  恋愛ものだったしね。極限状態の恋愛。

  明日死ぬとしたら、もっとやりたいことやって死にたいわと思うのが人情よね。

  それが、20歳前後だと、恋愛でしょうね。

G:そうだね。特攻とかに行った人は、恋人とか妻とか、とても大切な人に

  なっていたろうね。かけがいのない人だね。純愛だね。

  今の若者のすぐ別れたり、ストーカーしたりのような屈折した恋愛では

  ないね。一筋というか、いいね。

  この年になると、もう、恋愛とか、逆にめんどくさくなるけどね。

M:恋ってするものじゃなく、落ちるものっていうでしょ。

  めんどくさいとか言ってる人が、ある日、ある人に出会うことで

  電撃的に落ちるものなのよ。

  この映画は、たまたま、隣に住んでいた、銀行員。三十代といえば、

  今じゃ、若いもんね。妻子が疎開していたら、隣に年頃の女性がいれば、

  そういう展開になるかもね。

G:この映画の原作って、1983年に出された本で、谷崎潤一郎賞を取った作品

  なんだって。どうりで、心の機微がよくとらえられているよね。

  俺はね、戦時中の庶民の生活を描いているところがいいね。

  杉並って、戦時中は、新興住宅地だったのかな。

  あのころサラリーマンしてた人人がまず、住んでいたところだろうね。

  木造の懐かしい建物もいいねえ。

  『ちいさいお家』では、もっと裕福な人の生活を描いていただろ。

  これは、それより、もう少し下の家庭。

  向田邦子さんが描いたような勤め人の家に近いかな。

  向田さんのは、戦後もう20年近くたった頃の家庭だったからなあ。

  戦時中の家庭内というのは、俺にとっては、興味深い。

M:意外と、普通に生活してたのね。なんだか、のんびりしているし。

  もっと、空襲も頻繁に来てたとか、なんかせかせかしていたかと

  おもいきや、普段の生活は、とてものんびりしている。

  空襲も来てたけど、焼け出されなければ、平穏な日々は続くし。

  横浜の家を焼かれた、おねえさんは、かわいそうだけど。

  なんか、里子の母親とおねえさんの関係は、ちょっとわからないなあ。

  そりゃ、居候されるのは、いやかもしれないけど、もう、旦那さんもいない

  のだし、女3人のほうが、何かと心強いじゃありませんか。

  どうして、お母さんは、あんないけずなのかな?お姉さんに対して。

G:まあ、姉妹って言っても、嫁に出てそれぞれ暮らしていたら、

  性格変わると思うよ。実家は、なかったのかな?

  よく物々交換してたっていうけど、郊外の農家に行って、

  食べ物わけてもらう。ああやって、分けてもらってたんだね。

  勤め人の家には、やっぱり、沢山、着物があったんだね。

M:あの農家の主人、着物を出すやいなや、さっさと奥にもっていったじゃない。

  あんなごうつくばりみたいに描かなくてもねえ。と思った。

  さて、なんか、この映画見てて、しゃべりがへんよね。

  言葉がきれいと言えばいいのか。感情がないような。抑揚がないような。

  里子は、19歳だけど、今時の女子みたいにキャピキャピしてない。

  「・・・・・なの?」「・・・かしら?」「・・・だわ」とか、語尾がねえ、今や死語と化している

  でしょう。まあ、この時代なんでしょうけど。

G:里子のお母さんもちょっと変じゃなかった?なんか、違和感感じたなあ。

  母娘ってあんな感じなのかな。市毛に気を許してはだめよ。と言いながら、

  市毛を勧めているような微妙な感じ。なんか、へんだよなあ。

M:まあ、非常事態だし、見て見ぬふりをしていたのかな。

  昔って、外の井戸で、体洗ってたのね。

  なんだか、おおらかな時代だったのね。

  人もあまり、いなかったから、見ている人もいないよという感じで。

  ところで、お母さん役、工藤夕貴さんとは気づかなかったあ。

  最後のところで、あー工藤夕貴さんだったんだと初めて気づいた。

  だって、私が知っているのは、若い頃のだったから、とても19歳の

  子供を持っているなんて思えなかったから。びっくりした。

  だからかなあ、なんか、おかあさんにしちゃ、どこか若くて

  違和感あったんだなあ。

  富田靖子さんは、しっくりおばさんしていたけれど、

  なんか、この映画のおかあさん、若すぎって感じ。

  今の時代は、美魔女ブームだから、全然若いでしょうけど。

G:とにかく、この映画は、従来型の戦争ものではなく、

  ふつうに生活していた人に焦点を当てたところが

  とても新鮮だったなあ。もっと、こういう感じの話があると

  あの時代というのがわかるよね。庶民目線で、見た戦時下の

  暮らしだね。

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