きみはいい子

M:こんにちは。ミッシェルです。

G:どーもージョージです。

M:予告篇を見て、見たくなった映画。大人だって抱きしめてもらいたいんだ。というのが

  ジーンときたかな。あと、子供の虐待とかね。

G:そうだね。最近、子供の虐待死って多いからねえ。

  興味が行くよね。

M:子供がいないから、私。よくわからないけど、子育てった大変よね。

  小学生くらいになるまでは、24時間つきっきりって感じだし。

  自分の時間がないから、イライラしちゃうだろうなあ。

G:だからって、子供虐待はないよなあ。

  ニュースとかで見たり、聞いたりする虐待って、本当に信じられないよな。

  檻に入れちゃうとか、食事出さないとか。

M:そういうこと聞くたびに、こちらも心が痛む。

  何も関係ないけど、本当にうんざりしちゃう。

  どうして、そんなことできるの?って。

G:でも、世間には、残酷なことが平気な人がいるんだよ。

  人間いろいろだからね。

M:そんな人のところには、生まれたくないわね。

G:そうだな。まあ、この映画では、ニュースみたいなこと

  までには、至らなそうだったけど、ラストのあの終わり方には

  二通りの答えが、見ている側には問われているよね。

M:そうね。私は、かろうじて生きてる。先生は、助けたっていう方

  かしら。映画としては、希望が 持てるような終わり方にしたい。

G:俺はねえ、間に合わなかったってことかな。

  あの男じゃやりかねないからな。

  再婚して、前の夫の子供となると、全くの他人だからね。

  愛情もわかないのかも。自分も無職で、どうしようもないじゃないか。

  自分も救われないのに、どうして、赤の他人の子供を

  救わなくちゃいけないんだっていう理屈になるんだろうな。

M:はあー、離婚も再婚も、大人の責任なのに、子供が振り回されちゃうのは

  いやね。離婚しても、子供だけは、大切にする親はいるけど、

  いまじゃ、少数派なのかなあ。

G:いや、大多数は、子供を大切にするだろうけど、

  ほんの数%の親が、おかしいんだよね。

M:大人になってないんだろうね。

  でもさ、カモとか見てると、ああいう動物って 本能でちゃんと子供守るし、

  ちゃんと育てるでしょ。人間って知性あるのに、ちゃんと子育てしない人が

  いるっていうのはどういうことかしら?本能に子育てが組み込まれていないってこと?

G:うーん、難しい問題だよな。

  こういう映画を見ると、いろんなことを考えさせられる。でも、答は

  みつからない。自分は、ああいうことはしないって思っていても

  じゃあ、自分以外はどうしたら?と思うと、答が見つからない。

M:少子化で 子供が大切って言われているのにね。

  経済学的に一人が成人するまでっていくらかかるのかしら。

G:お金がかかるから、国が全面的に面倒を見るのは、限界があるよね。

  やっぱり、親が面倒を見るのが、基本だから。

M:この映画って、不思議よね。主人公は、岡野先生と水木さんだと思うんだけど、

  この二人、まったく関係ないの。からんでこないの。

  二つの世界が同時に進行してる。

  ひとつは、岡野先生の小学校のクラスの問題。

  学級経営が手に負えない教師1年目の岡野。

  今のガキは、生意気だからねえ。あれこれ屁理屈言って、反抗したりね。

  私が、今の小学生だったら、絶対いじめの対象になってた気がする。

  だって、どんくさかったもん。

G:そう?俺の小学生時代って、あまり茶化したりしなかったよな。

  今の子って、しつこいんだよなあ。いじわる度が上がってる?

M:おおらかじゃなくなっているからねえ。社会環境が。

  えーと、それと、専業主婦、子育て真っ最中の水木さんと

  ママ友の関係の世界。

  夫は、タイに単身赴任して、一人で子育てしてる。

  なんか、姑はいないし、旦那はいないし、働いていないようだから

  お金は旦那さんが入れてくれるようだから、別に不満はなさそう

  だけどね。どうして、子供にやさしくできないかというと、

  自らの虐待体験があったってこと。いやあ、子供にタバコの火をおし

  つけるなんて、最低の親に育てられると、連鎖するのかなあ。

G:やっぱり、旦那がいなくて、相談できる人がいないと

  寂しいんじゃないのかな?孤立を深めるというか。

  でも、救いは、あの子供が、叩かれても、

  別のお母さんに『うちの子になる?』と聞かれても

  いやあというところだね。やっぱり、血がつながったお母さんが

  いいんだろうね。

M:岡野先生のうちは、普通みたいで、でも、おねえさんが離婚して

  出戻っているから、ちょっとは、複雑だと思うけど、

  甥っ子が、ギュッと抱きしめてくれたことで、

  ふと感じることがあって、それが問題の解決策になるみたいね。

G:あれえ、この映画、もうひとつの世界があったなあ。

M:えっなんだっけ。

G:ほら、自閉症児とおばあちゃんの関係。あれも、前のふたつと

  全く関係なく、流れているだろう。接点は、なかった。

  自閉症児は、あの小学校に通っていたってことだけど、

  岡野先生は、直接かかわっていなかった。

  あれは、認知症になっていそうなおばあちゃんと自閉症の子が

  うまくやっていて、お母さんがそのおばあちゃんに救われるって

  こと。自閉症の子って 今、なんか別の能力を秘めているようで

  異才の発掘みたいに注目されているよね。

M:えっそうなの?

G:うん、なんかテレビで見たことある。集中力がすごいとか

  とにかく、なんかすごい能力があるらしい。

  今の人間って、生物の進化の歴史から考えると

  ほんのわずかな期間だろ。だから、今の状態が完成形では

  ないだろ。これからどんな環境の激変があって、人類は

  絶滅しちゃうかもしれないけど、大多数とはちょっと違う人が

  いることで、そういう激変の環境の中でも生き延びることが

  できるかもしれないだろ。そういう余力を備えているんだと

  思うんだ。だから、人類全体から見れば、多様性にとんだほうが

  生き延びる可能性があるっていうか。

  だから、まあ、どんな人にも、価値があるというか。

  どこで、どういうふうに役に立つのかわからないけどね。

M:ふーん そうなんだ。面白いわね。

  でも、私は、単純に、金子みすずさんのように

  「みんな違って みんないい」 ってことかな。

  それをわきまえていれば、仲良くやっていけると

  思うのよね。

G:まあ、面白かった。登場人物が かかわらないという映画も

  あるんだってことで、ある意味、面白かった。

  ああ、それと、先生の抱きしめられてくること
  
  の宿題の 感想を聞くところは、

  あれは、演技じゃなかったね。子供たちの

  本音が出てた。ちょっと、ドキュメンタリーだった。

  面白かった。でも、俺、あの宿題出されたら、

  たぶんできなかったと思う。親にあんなこと

  言えないよ。ある意味、酷な宿題だなあ。
  

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