8月の家族たち

M:こんにちは。ミッシェルです。

G:どーも ジョージです。

  毎月1日は、映画デーです。というのを知っていましたが、利用したことが

  あまりなかったのだけど、ようやく行ってみた。男子も 割引というのは

  嬉しいね。でも 消費税が上がったから、1100円だったけど。

M:今朝、テレビを見ていたら、ちょうどこの映画の紹介をしていて

  うわっ見たばかりだった。タイムリーだったと思ったわ。

  メリル・ストリープとジュリア・ロバーツが出るということだけで

  見ることに決めた映画でした。

G:内容なんて ぜーんぜん知らなかったよなあ。

  まさか、こんな壮絶な家族のあり方を見せつけられようとは

  思わなかったね。

M:そうねえ、私は、最初出てきたおじさんが、サム・シェパードということに

  びっくり。声が、サム・シェパードっぽいなあと思っていたら、そうでした。

  でも、年取ったなあと思いました。でも、年取っても、ステキはステキ。

  『天国の門』だったっけ?あの時のサム・シェパードはカッコよかったあ。

  でも、今もステキです。でも、なぜに 自殺しちゃったの?

  人生は長い T.Sエリオット と言って自殺しちゃいました。

  なぜ?という疑問には、この映画は答えを出していません。

  あの妻と一緒にいたら、さぞかしつらいだろうなと思いますが、

  失踪したなら、のびのびして生きればいいのにね。

G:そうだよなあ。俺も、逃げ出して、水辺のほとりで静かに暮らすんだなあと

  思っていたら、自殺だったというからびっくりした。繊細な男のようだったからね。
  
  それにしても、この家族、濃すぎるね。どいつもこいつも一癖あって、

  だれもが問題抱えてるんだけど、どの問題も濃すぎる。

M:そうよね。母、バイオレットが、ガン患者で、薬物治療中。しかも

  毒舌家。叔母のマティ・フェイは 機関銃のようなおしゃべりで、こちらも

  毒舌家で、自分の息子を攻撃する。

  長女、バーバラは、夫と別居中、夫が若い女に走ったため。

  子供は、反抗期の14歳。

  夫が、ユアン・マクレガーだったとは、最後まで気づきませんでした。

  髭をはやされると、顔が別人になりますね。

G:次女は、まじめ人間で結婚もせず、母親の近くで住んでいるが、何か秘密を

  持っている。あのさ、アメリカとかでは、よく子供は、成人したら、独立して

  やっていくのが普通と思ってただろ。日本は、成人しても一緒に住むことが

  多くて、ひところパラサイトシングルとか言われて、日本の若者は親離れできないとか

  もっと欧米を見習って、独立独歩でやっていくべきだとか言われていたけど

  この映画を見ると、母親は娘に一緒に住んでほしかったようなことを

  言ってるよね。バーバラにも、親を置いて逃げてしまったとかさ。

  アメリカでも、現実は、子供に一緒に住んでほしいとか

  近くに住んでほしいとか望んでいたんじゃないのかなって

  ちょっと思った。

M:そうね、3人姉妹が夜、外で話しているのを見ると、次女が近くに住んで

  母親の面倒を見てきたけど、いきなり、「私は、NYへ行くわ。あとは

  姉さんよろしくね。今まで、私が見てきたんだから、私を非難することは

  できないわよね」と言い切るでしょ。

  やっぱり、どこの国でも、老親の面倒をみるために、きょうだいの確執が

  あるんだなあ と思ったわ。

G:三女は、ぶっとんでるよな。チャラい男に入れあげて、あぶなげだけど

  彼女は、彼女なりの幸せを求めているんだよなあ。フロリダで結婚式を

  あげて、幸せに暮らすのを夢見てる。

M:でも、幸せになれるかどうかはわからない。むしろ、チャラい男で苦労するのは

  目に見えているけど、誰も止められない。

  姉の子供に ドラッグを試させる男って、そもそもどうよと思うけど

  三女の男を見る目がないのか、でも、惚れた弱みなのか。

  ああ、かわいそうと こちらは思っちゃうけど。

G:マテイ・フェイ おばさんの息子のリトル・チャールズは、成人しているのに

  おどおどしているヤワイ青年なんだけど、いまどきあんな男もいるのかなあと

  思ったんだ。バス停にお父さんが迎えに行ったとき、

  寝坊しただけなのに、ぐすぐすと言い訳を言って女々しいい感じの

  男で、びっくりしたよ。カンバーバッチくんって、シャーロック・ホームズで

  頭脳明晰、決断力も早いホームズだったろ。だから、この役とのギャップが

  どうしてもあって、理解に苦しんだね。

M:ほーんと、えーっこんな草食男子もやるんだ!とびっくりした。

  でも、お父さんいいねえ。奥さんのお尻に敷かれているだけのお父さんかと

  思ったら、ラストのほうで、母親の暴言から息子をかばったものね。

  あのシーンは、お父さん、かっこいいーと思いました。

G:そして、最後に そのおしゃべりふとっちょおばさん、マティ・フェイの爆弾発言が!

  なぜ?そんなことにと思うけれど、そういうことも人生には起こるんだね。

M:ほんと、びっくりした。あのおばさん、なかなかの曲者ね。

  結局、すべての登場人物が、一癖も二癖もある人々で、

  父の失踪、死亡により集まって、いろんな秘密が暴露され、

  大騒ぎになって、一人去り、二人去り、そして母とバーバラが残され、

  その後はどうなるのかは提示されていないままで終わりで

  なんともすっきりしない幕切れなんですけど

  どうなるんでしょうね。この後。

G:長女バーバラが なんとかするのかな?

  それとも、バーバラも夫を追いかけて去ってしまうのか?

  あの家に残るのは、母とお手伝いさんだけなのか?

M:ほんと どうなるんでしょうか?あの家族は。

  この映画見てて、どの家族も、問題抱えてるのよね。

  そして、その問題の解答はすぐには出ない。

  時間が解決するのを待つしかないのか?

  誰かが一歩踏み込んで、解決の糸口を見つけるのか?

  ちょっとの幸福と不幸、どちらも抱え込んで生きているのが

  人間なのかしら?

G:しかも、昔の過ちが、忘れ去ってしまったことが、ひょんなことから

  姿を現して、問題をややこしくすることもあるのも、

  どの家庭にもありえることだね。

M:そういう 痛いところをついた作品ね。

  見ていて、痛くてたまらなかったけど、考えさせられる映画でした。

G:でも、女は強いね。父は、結局、死を選んで逃げちゃったんだから。

  
M:そうだ、もうひとつ。この作品の舞台になったところは、平原で、とてつもなく

  暑いところで、町といってもたいしたことなくて、そんなところに生活してきた

  母と父でしょう。母、バイオレットが、お父さんと二人で歯を食いしばって頑張って

  子供を育ててきたのよ。それが、どう?あんたたちは、大学を出たにも

  かかわらず、世のためのことをするでもなく、自分で自分の悩みを

  こしらえて苦しんでるだけじゃないか というようなことを怒鳴るシーンが

  けっこうガツンときたわね。日本でも、私たちの親世代はかなりな苦労を

  してきて、貧しいながらもどうにかこうにか食って、子供を育て上げて

  きた年代でしょう。でも、その子供が、はたして立派に成長したかというと

  そうでもなかったり、逆に 未だに親を頼ったり、ひきこもったりするでしょう。

  家族の状況というのは、どの国も変わらないのかもしれないですね。



  

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