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M:こんにちは。ミッシェルです。
G:どーも ジョージです。
今日の映画は、僕が見たかったんだけどね。
期待してた分、あれ?こんなもの?と思ってしまったね。
M:ジョージは好きだよね。70年代とか。あのへんのこと。
G:そうだね。なんか 日本がまだ若かった頃というか
変化の時だったからかな?
僕はね、もうあの学生運動とか終息しちゃってた頃に
大学生だったから、あの頃の闘争とか全然わからなかったよね。
朝日ジャーナルは、あったけど。朝日ジャーナルって
難しくて、言葉とか文章が硬かったりして
理解し難いもので、一体なにを言いたいのかわからなかった。
というか、世界の認識がまるでなかったからね。
今みたいに、池上 彰さんが、わかりやすく解説してくれる
こともなかったし、今みたいにくだけたムードはまったくなかったし
平凡な学生は、世の中のしくみというか、何が起こっているかなんて
よくわからなかった。政治なんて、縁の無い世界のことだったしね。
ようやく 年をとってから、なんとなく あの時なにが
起きて、その理由はなんなのかが薄ぼんやりと
わかってきた感じかな。
M:ふーん、わたしなんて、まったくわからない。
三里塚とか東大安田講堂陥落とか意味不明。
G:僕も意味不明なんだけど、わかっている風に振舞うことが
カッコよかったりしたからなあ。
わからないなりに、学生の頃は、高野悦子さんの
『二十歳の原点』とか読んだりして、ふーんこういう
権力に立ち向かう行動をすることがカッコいいのかなあ
なんて思ったりしてた。『いちご白書』とかの映画も見て
はあ、アメリカでもこういう学生運動に身を投じるのが
カッコいいのかなあなんて思ったりした。
でもね、あさま山荘事件とか永田洋子らによるリンチ殺人事件
なんかが、数年前から映画化されて、ようやくわかりやすく
なってきただろ。
そういうのを見ると、なんとなく、若気のいたり ってやつですか?
って思う。結局、自分の欲望を、なんやかんやと難しい言葉で
包みかくして、自分を正当化してただけなんだよな。
M:この映画の松山ケンイチが演じた、梅山って男は、ぜんぜんカッコ
よくない。自分は手を汚さないで、屁理屈ばっかり言って
潔くない。えせ活動家ってことでしょ。
で、本当の活動家と言われてた前園って人も
いったい あんたなんやねん って感じよね。
どんな大義名分があるんじゃって疑問符ばかり
頭の上とんじゃうわ。
G:ところで、でも昭和の感じが出てたよな。
沢田の部屋も あのグリーンの折りたたみテーブルとか
カラーボックスとかギターとか あったよあった
って感じ。
M:昭和っておしゃれじゃないわね。
インテリアもカラーコーディネイトなんて言葉が
無かった時代なんだってわかるわね。あるもので
間に合わせたって感じ。機能重視。机と本棚と椅子と
ベッドとがなくちゃいけない。だから、その機能のあるものを
置きましたって感じで。カラーで統一なんて
平成になってからね。ニトリとかイケヤとか無印とか
無い時代だものね。
『ノルウェイの森』とこの時代って同じくらい?
同じような時代でも随分印象がちがうわね。
今もいろんな人がいたように、あの時だって
みんながみんな学生運動に傾倒していったとは
かぎらないものね。
金持ちと貧乏人の差かなあ。
G:この映画ってさ、別に学生運動のカリスマを描いていたのかと
思ったら、エセだろ?だから、予告編で いかにも学生運動の
カリスマを描いているかのようなものをつくらないほうがいいね。
勘違いしちゃうから。ただの60年代末から70年代初の
青春群像ってほうが、よかったかも。なんか
僕は 学生運動のカリスマの苦悩とかそういうことか
と思ったら違ったから。まあ、苦悩もあったけどさ。
あれ?違ったって思ってしまった。
M:殺された自衛官がただただかわいそう。
ご家族が戦争でもないのに、なんで殺されなければならなかったのか
って憤慨するのもわかるわ。
それに あんなことじゃ、思想犯じゃなく、あきらかに
子供の学生運動ごっこでしょ。勘弁してよって感じね。
沢田さんも、学生運動に加われなかったから
その物足りなさを梅田に期待しちゃったのかもしれないわね。
でも、その梅田は沢田さんが思うような傑物ではなかったのよね。
ペテンにかけられたって感じよね。
G:彼らが見た『真夜中のカーボーイ』は見たけど、ダスティン・ホフマンって
泣いてたっけ?確かバスで、南に向かうんだよな。フロリダだか
マイアミだか南へ。そのバスの中でダスティン・ホフマンが
死んじゃうんだと思ったけど、彼は泣いてたのかなあ?
バスの中のシーンしか覚えてないなあ。
M:きちんと泣ける男の人が好き か。
考えても見なかった。男って泣くんだ!
泣かないものだと思ってた。
サッカーの優勝の時って泣いてたっけ?
そうかあ。わたしは、きちんと泣ける男の人が
好きかなあ?
というより、感情をキチンと表現してくれる人がいいわね。
わかりやすくて。まあ、怒りっぽい人は ごめんなさい ですけど。
G:僕は、最後に泣いたのはいつだっけ?
覚えてないなあ。
M:わたしは、『8日目の蝉』を見たときかな。最近は。
きちんと泣ける人ねえ。
でも、その彼女も21歳だっけ?23歳だっけ?に死んでしまうということで
美人薄命でしょうか。
G:どーも ジョージです。
今日の映画は、僕が見たかったんだけどね。
期待してた分、あれ?こんなもの?と思ってしまったね。
M:ジョージは好きだよね。70年代とか。あのへんのこと。
G:そうだね。なんか 日本がまだ若かった頃というか
変化の時だったからかな?
僕はね、もうあの学生運動とか終息しちゃってた頃に
大学生だったから、あの頃の闘争とか全然わからなかったよね。
朝日ジャーナルは、あったけど。朝日ジャーナルって
難しくて、言葉とか文章が硬かったりして
理解し難いもので、一体なにを言いたいのかわからなかった。
というか、世界の認識がまるでなかったからね。
今みたいに、池上 彰さんが、わかりやすく解説してくれる
こともなかったし、今みたいにくだけたムードはまったくなかったし
平凡な学生は、世の中のしくみというか、何が起こっているかなんて
よくわからなかった。政治なんて、縁の無い世界のことだったしね。
ようやく 年をとってから、なんとなく あの時なにが
起きて、その理由はなんなのかが薄ぼんやりと
わかってきた感じかな。
M:ふーん、わたしなんて、まったくわからない。
三里塚とか東大安田講堂陥落とか意味不明。
G:僕も意味不明なんだけど、わかっている風に振舞うことが
カッコよかったりしたからなあ。
わからないなりに、学生の頃は、高野悦子さんの
『二十歳の原点』とか読んだりして、ふーんこういう
権力に立ち向かう行動をすることがカッコいいのかなあ
なんて思ったりしてた。『いちご白書』とかの映画も見て
はあ、アメリカでもこういう学生運動に身を投じるのが
カッコいいのかなあなんて思ったりした。
でもね、あさま山荘事件とか永田洋子らによるリンチ殺人事件
なんかが、数年前から映画化されて、ようやくわかりやすく
なってきただろ。
そういうのを見ると、なんとなく、若気のいたり ってやつですか?
って思う。結局、自分の欲望を、なんやかんやと難しい言葉で
包みかくして、自分を正当化してただけなんだよな。
M:この映画の松山ケンイチが演じた、梅山って男は、ぜんぜんカッコ
よくない。自分は手を汚さないで、屁理屈ばっかり言って
潔くない。えせ活動家ってことでしょ。
で、本当の活動家と言われてた前園って人も
いったい あんたなんやねん って感じよね。
どんな大義名分があるんじゃって疑問符ばかり
頭の上とんじゃうわ。
G:ところで、でも昭和の感じが出てたよな。
沢田の部屋も あのグリーンの折りたたみテーブルとか
カラーボックスとかギターとか あったよあった
って感じ。
M:昭和っておしゃれじゃないわね。
インテリアもカラーコーディネイトなんて言葉が
無かった時代なんだってわかるわね。あるもので
間に合わせたって感じ。機能重視。机と本棚と椅子と
ベッドとがなくちゃいけない。だから、その機能のあるものを
置きましたって感じで。カラーで統一なんて
平成になってからね。ニトリとかイケヤとか無印とか
無い時代だものね。
『ノルウェイの森』とこの時代って同じくらい?
同じような時代でも随分印象がちがうわね。
今もいろんな人がいたように、あの時だって
みんながみんな学生運動に傾倒していったとは
かぎらないものね。
金持ちと貧乏人の差かなあ。
G:この映画ってさ、別に学生運動のカリスマを描いていたのかと
思ったら、エセだろ?だから、予告編で いかにも学生運動の
カリスマを描いているかのようなものをつくらないほうがいいね。
勘違いしちゃうから。ただの60年代末から70年代初の
青春群像ってほうが、よかったかも。なんか
僕は 学生運動のカリスマの苦悩とかそういうことか
と思ったら違ったから。まあ、苦悩もあったけどさ。
あれ?違ったって思ってしまった。
M:殺された自衛官がただただかわいそう。
ご家族が戦争でもないのに、なんで殺されなければならなかったのか
って憤慨するのもわかるわ。
それに あんなことじゃ、思想犯じゃなく、あきらかに
子供の学生運動ごっこでしょ。勘弁してよって感じね。
沢田さんも、学生運動に加われなかったから
その物足りなさを梅田に期待しちゃったのかもしれないわね。
でも、その梅田は沢田さんが思うような傑物ではなかったのよね。
ペテンにかけられたって感じよね。
G:彼らが見た『真夜中のカーボーイ』は見たけど、ダスティン・ホフマンって
泣いてたっけ?確かバスで、南に向かうんだよな。フロリダだか
マイアミだか南へ。そのバスの中でダスティン・ホフマンが
死んじゃうんだと思ったけど、彼は泣いてたのかなあ?
バスの中のシーンしか覚えてないなあ。
M:きちんと泣ける男の人が好き か。
考えても見なかった。男って泣くんだ!
泣かないものだと思ってた。
サッカーの優勝の時って泣いてたっけ?
そうかあ。わたしは、きちんと泣ける男の人が
好きかなあ?
というより、感情をキチンと表現してくれる人がいいわね。
わかりやすくて。まあ、怒りっぽい人は ごめんなさい ですけど。
G:僕は、最後に泣いたのはいつだっけ?
覚えてないなあ。
M:わたしは、『8日目の蝉』を見たときかな。最近は。
きちんと泣ける人ねえ。
でも、その彼女も21歳だっけ?23歳だっけ?に死んでしまうということで
美人薄命でしょうか。
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